第2次研究協議会を終えて

石教研栄養教諭部会 第2次研究協議会が実施されました。

当日の流れ
○研究授業
全体会@
○全体会A
○情報交換


研究授業

日 時 平成29年10月13日(金)
場 所 北広島市立東部小学校
生 徒 東部小学校6年1組 28名
指導者 T1高張 朋子(学級担任)
      T2鈴木 里絵子(栄養教諭)


1)題材名 「食について考えよう」
2)本時の目標
 ・何気なく食べている給食は、多くの人の苦労や愛情から成り立っている。それに気づき
  これからの給食時間の過ごし方について考えることができる。

全体会


公開授業後の全体会では、授業者の高張朋子教諭にも参加していただき、ファシリテーターとして北海道立教育研究所企画・研修部研究研修主事 小野 篤夫氏を迎えて研究授業についての交流会を実施しました。

<全体会の流れ>
「@食育の視点を明確にした授業づくり」「A資料やICTの活用」「Bその他(学校給食の活用、T2としての関わり、話し合い活動の位置づけ 等)」の3つのポイントについて「成果・課題・改善策」の3点をグループ交流し、その後全体交流を行いました。

【交流内容】※一部抜粋
@食育の視点を明確にした授業づくり
・2年生の時の給食センター見学を覚えており、今回の授業に結びついて良かった
・調理場の様子を見ることで作業の大変さを知り、しっかり食べようとする意欲が見られた

A資料やICTの活用
・ビデオを見る際にメモを取らせず集中させ、場面プリントを使用したことが良かった
・読み聞かせの絵本をパワーポイントで見せたことも、印象に残る手法であった。

Bその他
・TTの役割分担(話す・板書する)がしっかりとできており、うまく連携していた
・調理員からの話で、給食をつくることの大変さや、心を込めて作っていることが児童に伝わっていた

【ファシリテーターより】

・食べ物にはすべて命があり、それらをいただくことで自分たちが生かされていることを知る(感謝の心)
・学習したことをどのようにこれからの給食時間に生かしていくかを考える(心身の健康、社会性、感謝の心)
・前時に絵本の読み聞かせを取り入れたことにより、スムーズな導入につながった
・なかなか聞くことのできない調理員(ゲストティーチャー)の生の声が良かった
・他教科(社会科)との関わりがあって良かった
・設定した課題(給食のヒ・ミ・ツ)と、まとめ(学習したことを生かして、給食を食べよう)が、連動していなかったのでは


研修を終えて

 高張教諭、鈴木栄養教諭、東部小学校様、6年1組の皆さん、ご協力ありがとうございました。
 皆様のご協力のもと公開授業を実施することができましたこと、お礼申し上げます。
 今後も栄養教諭部会として、TTでの指導案作成・指導の実施を推進し、児童生徒にとってより効果的な指導を目指していきたいと思います。