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                         令和元年度 研究のまとめ

 部会研究の成果と課題
  

【 成 果 】                                                 

 ○研究主題に対して,各市町村で同一の課題を設定して,連携しながら研究を進めていくことができた。

○「運動好きの子どもを育てる」ために、育成すべき資質・能力を明らかにした体育授業実践を蓄積することができた。

 ○児童の実態把握に努めたこと(苦手・つまずきの背景)で、技能的な課題やどんな力を身に付けさせたいのかが明確になった。そのことにより、指導計画の立案や手立てを具体的に考えることができた。

 ○新型コロナウイルス感染症の影響により、日常の体育授業が制限されてしまったが、児童の達成感を大切にした実践ができた。特に、「知識・技能」の習得をねらいとした実践や取組が見られた。

 ○運動習慣を身に付けさせるために、家庭でも実践できる運動事例もレポートによって紹介できた。

 ○「運動好きにするためのアイディア集」を作成したことで、様々な運動領域の事例を紹介できたとともに、保体部会員の実践が広く知らせることができた。

 【 課 題 】

 ○学習指導要領に沿った授業づくりが求められる。体育においても主体的な活動に加え、今年度は取組を控えた「かかわる」活動も効果的に取り入れた学習展開を考えていくことが必要となる。

○「運動習慣」を身に付けさせることが、喫緊の課題である。体育の授業だけではなく、学校以外での運動機会を児童自身が作る手立てが求められている。

 ○日常の実践を今後も大切にしていき、研究主題の解明に向けて、継続した取組が必要である。

 〇教師が身に付けさせたい力を明確にして指導することで,効果的な「学び合い」にすることができた。

 ○単元を通して身に付けさせたい課題や,学習活動に即した評価規準を指導案に明記することにより,指導者も子どもも見通しが持てる学習が展開できることにつながった。

 ○今年度部会員によって実践された指導案や各学校で取り組まれている「子ども同士が関わり合える運動遊びの実践検証」のレポートなどがまとめられた指導案集を発行することができた。

 【 課 題 】

 ○個に合わせた技能を習得させるためには,対話的な活動を取り入れる意図,方法,学習展開を指導者が明確にしておくことが必要である。

○「子ども同士が関わり合える運動遊び」に関しては,各校の実践を交流する貴重な場となった。主運動につながる準備運動の交流やレクリエーションでの実践例などにも話題を広げることができた。その実践が、児童のスポーツライフにどのように関わっていくのか検証することが大切である。

 ○日常の実践を今後も大切にしていき,研究主題の解明に向けて,継続した取組が必要である。