■石教研中学社会科部会(以降「石中社」)は、石狩管内の中学社会科教員の全員で構成される、総勢100名を超える大きな部会です。その実践は地域や学校、子どもの実態に応じてさまざまですが、「目の前の子どもたちのために社会科学習を通して何ができるのか、何をすべきか」を常に意識し、研究、実践を積み上げている団体です。

■石中社では、毎年10月に専門部会二次集会を開催しています。部会員が一堂に会し、1年間の実践を報告しあったり、市町村研究の成果を報告し合う。また、研究内容に沿った各分野ごとの3本の授業を市町村で持ち回り公開している。分科会では公開授業や個々人が持ち寄った実践レポートをもとに重点課題についての討議や今日的な課題について交流を深めています。普段はなかなか顔を合わすことのない他市町村の仲間と日頃の状況を報告したり、悩みを交流する場として活用されています。

■私たちは地域や子どもによって状況は違っても、同じ社会科教育の充実・発展をめざす仲間であり、「共同研究」という前提の上に成り立っている組織だからこそ、互いに刺激し合い、ともに成長できると考えている。もちろん、授業交流や研究内容の討議も必要なのだが、石中社を通じて構築される「人的ネットワーク」があればこそ、石教研が掲げる「一人の百歩より、百人の一歩」が実現され、より質の高い実践が行えるのだと思う。これこそが石狩が持つ強さであり、石教研・石中社が40年もの間、衰えることなく脈々と発展し続けてきた要因です。

これまでの石中社研究の流れ
1966〜1971 /『正しい社会認識』
1972〜1975 /『発展的学習』
1976〜1987 /『社会的価値、社会的価値の追求』
1988〜1997 /『人間性豊かなイメージ・感性・共感』
1998〜現在 /『たくましく生きぬく力』
これまでの石中社役員・市町村推進委員体制
(昭和62年〜)
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