部長あいさつ

 このたび石教研専門部会一次集会の場で部長に選任されました西当別中学校の平井秀樹です。これまで何十年にもわたり諸先輩方が築き上げてきた石中社の活動の上に、さらに実践を積み重ね次の世代に引き継がなくてはならないという責任を考えると、身が引き締まる思いでいます。私よりも理論に長け実践も豊富な部会員の方々が数多くいらっしゃる中で、私がこのような大任をお受けするのは、大変恥ずかしく申し訳なく思っておりますが、微力ながらも部会の発展に寄与したいと思っています。よろしくお願いいたします。

 さて、これまで石中社では、社会科教師として自分たちが子ども達に伝えたいと考える“想い”や“願い”の核となっている「民主主義・人間尊重の理念」を、どのように伝えていくかについて研究を進めてきました。今年度の研究仮説にもある実生活と結びつけて考えるというのも、その方策の一つです。
 私たち社会科教師としての根幹にふれる研究だからこそ、毎日の普段の授業の中にある小さな実践の積み重ねがより大切になってきます。私も異動を機に授業の見直しを考えていますが、そのときに支えとなっているのが同じ社会科の仲間の助言や、今まで部会員で作り上げてきた研究レポート集です。生徒数の減少にともない、各校に配属される社会科教師の数も少なくなるってきました。その中で、一緒に考えサポートしてくれる仲間がいることは、大きな安心感を与えてくれます。一人ひとりを、つなぎ結び続ける石中社でありたいと考えています。
 
 今年は、研究のまとめの年になります。研究員から提示された内容に基づいて実践を積み重ねていただき、二次集会の実践交流にレポートとしてご持参下さい。このレポートが私たちをつなぐ絆のひとつであることもご理解の上、積極的に二次集会にご参加下さい。

copyright(c)sekichusya2002-2009