について
 今年度も研究主題や研究内容をもとに、道徳に関わる研究を進めていきます。今年度は、札幌市立北野台中学校教諭の磯部一雄氏を講師として招きます。「教科化のポイント」や、「評価で何を見るのか」と言った内容について教えていただく予定です。
 また、部会員の皆様のレポート発表を中心に実践交流も行います。昨年度の反省アンケートをふまえ、今年度は、小中ブロックで代表者の方数名に実践発表をしていただき、交流を深めたいと考えております。
 研究協議会運営を下記の内容で行います。
 研究協議会の会場は、江別市立江別太小学校を予定しています。よろしくお願いします。 
期 日 2017年9月5日(火) 
   
 会 場   江別市立江別太小学校
駐車場について
 

※係の案内に従って駐車してください。

 当日は気をつけてお越しください。
住所  北海道江別市朝日町25  
日 程  当日の日程です。
13:00〜13:30 受付(玄関でお願いします。) 
13:30〜13:35 研究協議会についての説明、講師の紹介 
13:35〜14:20  分科会T[模擬授業]
   「うばわれた自由」※小5.6私たちの道徳より
  講師:磯部 一雄 氏
14:20〜14:25  休憩
14:25〜15:20  分科会T[講義]
   グループ討議等もあります。
15:20〜15:30  質疑応答 
移動・休憩 
15:40〜16:20  分科会U[レポート交流]
   小中ブロックに分かれて代表者による実践発表を行います。
16:20〜16:30 アンケート等  ※アンケート終了後解散 
16:30〜16:50 整理委員会 
当日の様子                              参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
当日は、小学校69名、中学校56名、計125名の先生方が集まりました。
 分科会T[模擬授業]  『うばわれた自由』
  講師である磯部一雄氏による模擬授業が行われました。  18人が生徒役として授業に参加しました。
 
「本当の自由とは何か」について考えました。
   
   
分科会T[講義]   『「教科化」時代の道徳の授業を創る』
「道徳の授業は何のために行うか?」〜抗議の内容より〜
   ・子どもたちが元気になるため
   ・価値について新しいことを学ぶために
   ・学んだ価値を生きる中で大切にしていこうとする
   気持ちを高める
ために
                              行う。
 
      
 講義では、「道徳の授業を行う理由」を確認し、道徳の授業で大切なことや、これからの「道徳科」のイメージを説明してくれました。また、「授業づくり」の基本や、読み物教材を扱う際の注意点にも触れました。  
        「読み物教材の授業づくりポイント」〜抗議の内容より〜
  ・短文化し、ポイントを明確に。
   道徳は、国語の読解とは違う。一文ずつ確認し、すべての人物の心情を     読み取る必要はない。
    人物を焦点化し、心の変化を読み取ることが大事。

  ・大切なこと、肝心なことが書かれていない!
   心は、目に見えない。言葉や行動から感じ取るもの。
    正解も書いていない。書いていないことを考え、自分なりに感じることが     大事。

  ・質問は少なくていい!
   45分(50分)の授業で、「範読」「児童生徒の意見発表」「振り返り・感想」    の時間を引くと、使える時間は15分程度。その時間で、子どもの心を揺さ    ぶり、考えさせるためには、質問はできる限り少なくし問いを精選するこ    とが大事。
 磯部氏が、熱く語っていたことは、「道徳は子どもが元気になるために行うものである」ということでした。そのために、教師が児童生徒と一緒に特別の教科道徳を創りあげていく必要があることを、強く伝えていました。
 これからくる道徳の教科化に向けて大切なことを教えていただけた、貴重な時間となりました。
   
分科会U[レポート交流]   小学校グループ(小・中・高)と中学校グループ(2つ)に分かれて、レポート発表を行いました。例年とは違い、各グループの代表者の方による発表を行いました。
 ○実践レポート発表者(小学校)  
低学年 中学年 高学年

花川小
杉浦先生、伊藤先生
『助け合って生きる』
『家族のためにできることはないかな』
若草小
高橋先生
『おじいさんの顔』
江別太小
尾田先生
『ドッジボール紳士道』

祝梅小
成ケ澤先生
『王さまの しょくじ』
北陽小
佐藤先生
『モムンとヘーテ』
恵み野小
草野先生
『2人とつながって』

信濃小
曽根先生
『日常の実践の紹介』
緑小
五十嵐先生
『なかよし遠足』
南線小
守田先生
『言葉のプレゼント』

 北陽小
若林先生
『二つのふでばこ』
 恵庭小
酒井先生
『生きものをかおう』
北栄小
小友先生
『米作りの夜明け』 
 
○実践レポート発表者(中学校)   
中1・2 中2・3

浜益中
相澤先生
『海と空−樫野家の人々−』

大麻中
加藤先生
『はい上がる姿に感動』

大曲中
細井先生
『サダコの12年』
花川中
大西先生
『二通の手紙』

東千歳中
坂本先生
『ハインツのジレンマ』
千歳中
倉先生
『道徳の難問・良問』

 東部中
鈴木先生
『つながりを持ち、住みよい社会に』他
 中央中
平先生
『アンネの日記 日本国憲法など』
 
 40分間で分科会Uが行われました。質疑応答を含め一人10分という限られた時間内での発表でしたが、発表者の想いが込められたさまざまな実践ばかりで、有意義な時間となりました。